2013年3月30日土曜日

高齢者自殺が急増する韓国=65歳以上の45%が貧困という現実




●25日、米誌タイムは韓国の高齢者の貧困と絶望、自殺率の高さについて取り上げた。2000年からの10年間で韓国の自殺率は倍増した。高齢者に限ればさらに倍という凄惨な現状が浮かび上がる


レコードチャイナ 配信日時:2013年3月30日 18時22分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=70822&type=0

高齢者自殺が急増する韓国
=65歳以上の45%が貧困という現実―米誌

 2013年3月25日、米誌タイムは韓国の高齢者の貧困と絶望、自殺率の高さについて取り上げた。
 28日、新華網が伝えた。

 2000年から2010年の10年間に韓国の自殺率は倍増した。 
 高齢者に限れば全体平均よりもさらに倍増している。
 世界で最も裕福な国の仲間入りをした韓国だが、
 その高成長の陰で経済に貢献できない人間は意味がないとして、高齢者は価値がないと考えられるようになってしまった。
 また、年長者を崇拝する儒教社会の伝統も薄れ、高齢者は子どもたちから離れて孤独に暮らしていることが多い。

 大家族が解体される一方で、高齢者をカバーすべき新たなセーフティーネットの構築も遅れている。
 経済協力開発機構(OECD)加盟国の中で、韓国は社会支出率の最も低い国の一つ。
 65歳の高齢者の45%が貧困に苦しんでいる。

 政府も重い腰を上げ、自殺対策、高齢者対策に取り組んでいる。しかしその力はまだまだ不十分だ。 
例えば自殺対策に300万ドル(約2億4000万円)を拠出したが、これは日本の200分の1でしかない。



毎日中国経済     2013年03月28日20時36分
http://news.livedoor.com/article/detail/7543746/

韓国、高齢者の自殺率上昇 急成長を遂げた韓国経済に潜む社会的リスクとは―中国報道

【新華社】
 韓国は過去数十年で急激な経済成長を遂げ、先進国の仲間入りを果たしたが、経済改革の背後に深刻な社会的リスクが潜んでいる。
 集計によると、過去10年で韓国の自殺率は2倍に高まり、特に高齢者の自殺が大幅に増えた。
 なぜ韓国の高齢者はこれほど絶望的になったのか。
 「子を養って老に備える」という伝統的な観念はなぜ捨てられてしまったのか。
 米誌「タイム」電子版は25日、
 「子女らの遺憾:韓国は高齢者の自殺に十分な予防策を取っているのか」
と題する記事を掲載し、これらの問題を掘り下げて分析した。
 同記事によると、韓国の高齢者の自殺が増えている背景に、
 韓国人に「自殺の歴史」があることが関係する。

 高齢者の自殺はある意味では危険な工業化に伴う副産物だ。
 大きな経済変革に恵まれ、韓国は世界的にも豊かな国になった。
 だが経済の繁栄だけを一途に追う結果、
 経済的に大きな寄与をする人だけが社会に役立つ人だと思われるようになった
 今でもこのような観念は根強い。
 高齢者は生産性の低下から価値が低いと思われる。
 韓国のある大学の社会医学教授は
 「我々は、弱い人間を無視する社会に入っている」
と訴えた。
 韓国保健社会研究院の研究員によると、韓国政府はこれらの問題を解決しようと思案しているが、現在取っている措置は不十分だ。
 ソウル国立大学社会福祉学部の教授は、
 「なぜこんなに多くの高齢者が絶望感を抱いているのか。
 高齢者が幸せな生活を獲得する権利をもち、充実した晩年を過ごすことができる権利を持つという前提の上で、韓国社会が運行することを希望する」
と語った。
(翻訳 孫義/編集翻訳 伊藤亜美)



ウォールストリートジャーナル     2013年 2月 28日 11:59 JST
http://jp.wsj.com/article/SB10001424127887324432404578331053826972548.html
By IN-SOO NAM

韓国の高齢者に忍び寄る貧困 

【ソウル】韓国の朴槿恵・新大統領は就任演説でより公正な社会の実現を約束したが、同大統領にとって最大の難題の1つは拡大する所得格差への対応であろう。
 同国では高齢者のほぼ2人に1人が貧困状態に陥っている。

 朴大統領は25日の就任演説で、経済的により厳しい時代が今後到来することに言及し、同国の経済の奇跡における新しい章について語った。
 経済の奇跡は、朝鮮戦争後の数十年にわたる急速な成長で多くの韓国人を貧困から脱却させた一方で、格差を深刻化させた。

 韓国社会の経済格差は、若者と高齢者との間で最も顕著だ。
 この問題は朴氏が勝利を収めた大統領選挙における主要なテーマだった。
 韓国の高齢者は従来、引退後の生活を家族からの支援に頼ってきた。
 しかし、韓国人は教育費など差し迫った費用を優先するため、同国の貯蓄率はアジア最低だ。
 また近代化に伴い、数世代にわたる家族構成は一般的でなくなってきている。
 このため、高齢者はますます自活しなくてはならなくなっている。

 元兵士のヨー・ジュンナムさん(72)は生活のため、ソウルの建設現場で日雇い労働者として働いている。
 ヨーさんは
 「政府の退役軍人基金から月に15万ウォン(約1万2700円)が支給されるが、交通費と食費の一部にしかならない。
 建設現場で働いて稼いでいても、やりくりは難しい」
と話した。
 子どもたちも生活していくのがやっとの状態なため、ヨーさんを金銭的に支える余裕がないという。

 韓国の高齢者の貧困率は、経済協力開発機構(OECD)加盟30カ国で最悪だ。
 入手可能なもので最新となる2011年のデータによると、65歳以上の高齢者で、家計所得の中央値の半分に満たない額で生活している人の割合は45.1%に及ぶ。
 OECDの平均は13.5%で、6年前の42%からも増えている。

 韓国の定年年齢の平均は57歳。
 国民年金制度に加入している人々(通常は元サラリーマン)は61歳から年金を受け取れる。
 前の李明博政権は昨年12月、退職年齢を引き上げる必要性を示唆していたが、具体的措置については提案しなかった。
 一部の政府系ないし民間のシンクタンクは最近、年金の支払い開始年齢を68歳に引き上げることを提案した。

 朴大統領は14年7月に資産調査に基づく新制度、国民幸福基金(National Happiness Pension)を導入して、高齢者の低所得問題に対応する計画だ。
 国民幸福基金は現行の国民年金を補う制度になる。
 新計画では、65歳以上の高齢者は所得水準に応じ、月に4万から20万ウォンを受け取れる。現行の老齢基礎年金は9万4000ウォンだが、他に所得がない人にしか支給されない。
 また、同国政府はがんなど年齢に関係がある4大疾病に対する医療サービスを無償で提供する計画だ。

 この計画は論議を呼んでいる。
 新政権は新たな支給にかかるコストが向こう5年間で40兆ウォン前後に達すると推測している。
 韓国の国家財政は概して健全で、債務のGDP(国内総生産)に対する比率は33.4%と低いが、朴宰完前企画財政省長官など前政権の当局者は、高額な社会保障関連支出により、財政の持続可能性が大きく損なわれると警告していた。

 韓国はまた、世界最低クラスの出生率という難題も抱えている。
 低出生率は年金資金拠出の面で、若い世代にかかる負担を増大させる。
 政府は保育や育児休暇への補助金など、出生率を上げるための各種予算を11-15年で50兆ウォンと、2倍以上に増やした。

 企画財政省のシン・ジェユン次官は今月、同国が世代間の衝突という困難に直面していると述べ、
 これが1950年から53年までの朝鮮戦争をきっかけとして始まった急速な工業化がもたらした「社会病理」だと指摘した。

 アナリストたちは、新政権が深刻な問題に直面すると指摘し、朴大統領は財政の健全性を維持しつつ、高齢者の生活向上に向けた巧みな経済手腕を示すことが必要だと述べている。

 政府系のシンクタンク、韓国開発研究院の研究員であるヨン・ヒースク氏は、
 「わたしは新たな社会保障制度によって支出が大幅に増えないことを期待しているが、意図した目的を達成できないと思う」
と話した。

 既存の国民年金制度である韓国国民年金(National Pension Service)の12年末時点の資産額は約392兆ウォン。
 一部の民間のシンクタンクは、現在の人口動態の傾向に基づくと、資産額が2043年のピークを境に減少に転じ、2060年までに枯渇すると推測している。

 このため、若い世代は自分たちの老後を心配している。

 小売企業に務めるサラリーマンのオー・ウォンムンさん(30)は、
 「高齢者はここ何十年の経済成長に貢献したことへの報酬を欲しがっているが、若者が金銭的にこれほど大きな負担を背負うのは不公平だ」
と述べた。

 オーさんは
 「国民年金の資産額が減少したり、枯渇したりすることがあれば、わたしのような若者は支給開始年齢の遅れや支給額の大幅な削減が避けられないかもしれない」
と話した。


 韓国がおかしくなってきたのは前政権のころから。
 2年半ほど前に朝鮮日報はその特集を組んでいる。
 【特集】韓国社会から消えゆく「階層上昇のはしご」
 経済成長を追うあまり、特定の企業、特にサムスン電子と現代自動車に特化して優遇することにより貿易額を伸ばしてきた。
 これによりそれ以外の企業はどん底の経営を迫られ、結果、貧困層の拡大へと繋がっていった。
 そして、この奇形経済構造をさらに維持するために、中国を唯一の選択とする方向へと舵を切っている。
 サムスンは韓国経済の1/4を握るとといい、現代自動車と合わせると、韓国経済の半分をこの2社で担っていることになる。
 サムスン電子と現代自動車が「平氏」であり
 「平氏にあらずんば、人にあらず」
というのが韓国の社会になっている。
 「人にあらずんば、貧困の底を這うも可なり」
というわけである。
 そのうち、
 「祇園精舎の鐘の音、盛者必衰の理をあらわす。
 奢れるものは久しからず」
の時がやってくるだろう。
 問題はそのとき、あまりの奇形化によって、
 社会が持たなくなってしまっていないか
という危惧である。

2013年3月28日木曜日

北朝鮮「第1号戦闘勤務態勢」に韓国でも緊張高まる:戦略ロケット軍部隊も




●ソウル北東での軍事演習に参加する韓国軍戦車

 今の韓国は「船頭を失った舟」といった感じがする。
 これからあと5年の間に、韓国はどうなってしまうのであろうか。
 民主的にトップをすげ替える方法がないと軍事クーデターということになるかもしれない。
 父親がクーデターで獲った政権を、娘がクーデターで手放すことになるかもしれない。


朝鮮日報 記事入力 : 2013/03/28 09:19
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2013/03/28/2013032800519.html

【社説】北が核攻撃に言及した日に南北交流持ち出す統一部

 柳吉在(リュ・キルジェ)統一部(省に相当)長官は27日、朴槿恵(パク・クンヘ)大統領の主宰で行われた同部の業務報告で
 「南北当局間の責任ある対話を再開し、開城工業団地の国際化をはじめとする南北間の交流、協力を推進していく」
と述べた。

 朴槿恵政権が南北対話の再開に向けた強い意志を持っているということは、大したニュースではない。
  南北対話を主管する統一部が今年推進する課題として「南北の交流・協力・対話」に言及することもあり得る。
 だが北朝鮮はこの日、南北間の最後の公式な接触ルートである軍の通信ラインを遮断した。
 この通信ラインは、開城工業団地への出入りに必要な手続きなどについて話し合う手段としても利用されてきた。
 北朝鮮が開城工業団地への出入りに必要な通信ラインを遮断した日、
 統一部が大統領に対し「開城工業団地の国際化」に言及したことは、どう受け止めるべきだろうか。
 北朝鮮の労働新聞(朝鮮労働党機関紙)は、朝鮮人民軍最高司令部が前日発表した「1号戦闘体制と実戦的な軍事行動」に、核による先制攻撃が含まれると報じた。
 韓国や米国本土に対し核攻撃を辞さないというわけだ。
 このような状況の中、大統領と統一部や外交通商部の長官、幹部が集まった席で「南北間の交流、協力の強化に向けた方策」を話し合う様子が、果たして国民にはどう映るだろうか。

 国連安全保障理事会(安保理)は今年に入り、2回にわたって北朝鮮に対する制裁決議を採択した。
 米国政府は国連の制裁よりもさらにハイレベルな金融制裁を実行するため奔走しており、中国も表向きには「国連の制裁措置を誠実に履行する」との姿勢を示している。
 そんな中、北朝鮮に対する制裁が実行される前から、韓国が先頭に立って「南北の交流、協力の強化」をうんぬんする様子を見て、関係国はどう思うだろうか。
 韓国政府で北朝鮮の核問題を担当する省庁の政治的なセンスがこのような有様では、
 韓国は北朝鮮の核問題を傍観していると評価されるのではないだろうか。

 統一部はこの日
 「国際機関を通じた乳幼児支援など人道的な支援を、透明性を持って続行していく」
と発表した。
 北朝鮮に対する人道的な支援を、南北間の緊張と関係なく行うという方向性は正しい。
 だが、北朝鮮に対する人道的な支援を、行き詰まった南北関係を打開する手段と考えるようでは、人道的な支援の本来の趣旨が分からなくなる。
 国際社会も人道的な支援は制裁措置と切り離している。
 韓国の対北政策の根本的な目標は、北朝鮮の住民たちを飢餓状態から救うとともに、最悪の人権じゅうりん状態の下で人間らしい生活を送れない北朝鮮の住民たちの人権状況を改善するということだ。
 韓国政府はこの二つの根本的な目標を決して忘れてはならない。



サーチナニュース 2013/03/27(水) 14:59
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0327&f=politics_0327_010.shtml

北朝鮮、米韓への攻撃を担う戦略ロケット軍部隊も戦闘勤務態勢に

  朝鮮人民軍最高司令部は26日、声明を発表し、
 「すべての野戦砲兵軍集団を1号戦闘勤務態勢に入らせる」
と宣言したが、野戦砲兵軍集団には米本土や韓国への攻撃を担う戦略ロケット軍部隊と長距離砲兵部隊も含まれるという。
 中国網日本語版(チャイナネット)が報じた。

  韓国国防省は北朝鮮が最高レベルの戦闘準備状態に入ったことを意味すると指摘し、韓国紙・世界日報は、北朝鮮は「危険な火遊び」をしていると非難した。

  しかし北朝鮮が同声明を出す前より、米韓は協議で、
 「米軍は全面衝突が発生してから介入する」
という表記を
 「北朝鮮のわずかな軍事挑発に直接反撃できる」
と変更した。



ロケットニュース24 11時間前
http://rocketnews24.com/2013/03/27/308612/

北朝鮮「第1号戦闘勤務態勢」に韓国でも緊張高まる
 / 専門家「韓国政府は最高レベルの警戒態勢を」



 「部隊を第1号戦闘勤務態勢に就かせた」。
 北朝鮮が国連安全保障理事会の制裁決議などに反発して、朝鮮戦争の「休戦協定」を白紙にすると宣言して以降、軍事的な挑発をエスカレートさせている。
 朝鮮半島の緊迫度は、いつにも増して高まっているようだ。

 北朝鮮の国営朝鮮中央通信は26日、朝鮮人民軍最高司令部が長距離砲の部隊などに「第1号戦闘勤務態勢」を宣言したと伝えた。
 同部隊の攻撃対象は、米国本土、ハワイ、グワムなどの米軍基地、韓国とその周辺という。
 だが、「第1号戦闘勤務態勢」という言葉はこれまでメディアに登場していないため、具体的に何を意味しているのか分かっていない。
 
 このような北朝鮮の言動について、韓国のキム・ヨンヒョン東国大学北朝鮮学科教授は次のように分析する。
 「最近、米韓軍事演習や哨戒艦沈没事件三周忌があった。
 南北間の緊張が高まったことを受けて、北朝鮮が最高水準の瀬戸際戦術を繰り広げているようだ。
 だが抗議レベルで終わる可能性は高い。
 (韓国)政府は最高レベルの国防警戒態勢を維持しながら、米中と協調し、北朝鮮に対する抑止力を高める必要がある」
と説明している。

 米韓軍事演習や国際社会から制裁が行われる度に、北朝鮮は過激な言動を繰り返してきた。
 どうやら今回も、本当の軍事衝突につなげる気はないと見られている、しかし米国や韓国に攻撃の本気度を見せつけることで、交渉や援助などにおいて有利な状況を作り出そうとしていうようだ。

 とはいえ、休戦協定の白紙化宣言や、南北間の不可侵・非核化に関する合意の破棄など、北朝鮮が一段と挑発的になっているのは事実。
 「第1号戦闘勤務態勢」もよく分からないだけに、今後も緊張状態は続きそうだ。

執筆:林由美
参照元:ヘラルド経済,MBN(韓国語)



[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版] 2013年03月28日09時05分
http://japanese.joins.com/article/835/169835.html?servcode=500&sectcode=500

北朝鮮、韓国軍との通信線遮断…全方向威嚇

  北朝鮮が27日、国際社会を対象に
 「韓半島に核戦争状況が形成された」
と発表した。

  北朝鮮の外務省報道官はこの日未明、
 「朝鮮半島(韓半島)に一触即発の核戦争状況が形成されたことを国連安全保障理事会に公開通告する」
とし
 「反米全面対決戦の最後段階に入った」
という声明を発表した。
 前日、戦略ロケット司令部と長距離砲を担当する部隊に「1号戦闘勤務態勢」を発令したのに続く、軍事的緊張を高める措置だ。

  労働新聞もこの日の社説で、
 「実際の軍事的行動は、われわれの自主権守護のための強力な核先制打撃が含まれている」
とし、核攻撃の威嚇を続けた。

  また北朝鮮は
 「(南北)軍通信線を断絶し、通信事務所の運営を中断する」
と一方的に通知してきた。
 今月初めには、韓米合同訓練「キーリゾルブ」を理由に北朝鮮が南北当局間の通信線(5回線)と国連司令部-北朝鮮軍通信線(1回線)遮断措置を取っている。
 これを受け、南北間で緊急な懸案を書面または肉声で伝える公式通路として唯一の接触手段も遮断されることになった。

  特に、軍通信線は開城(ケソン)工業団地の出入りのための名簿と訪問許可をやり取りする手段として使われてきた。
 出入り72時間前に統一部が名簿を軍に渡せば、これを北朝鮮に伝え、北朝鮮側は出入り当日の早朝に訪問を許可するという内容の書類を韓国軍に渡す方式だ。
 北朝鮮は今月初め、南北通信線を遮断しながらも、軍通信線は維持してきた。
 北朝鮮のドル箱である開城工業団地の運営は続けるという意味だ。
 北朝鮮の軍通信線の遮断で、今後、開城工業団地の出入りに相当な制約が発生する見込みだ。

  韓国政府当局者は
 「先月21日、キーリゾルブ演習を北側に通知した当時、北側から『今後かなり疲れることになるだろう』という言及があった」
とし
 「開城工業団地出入り措置のための代案を講じている」
と述べた。
 約1300回線が運用されている国際電話を利用して名簿を交換する案が検討されているという。

  こうした中、北朝鮮は「重大問題を決定する」とし、今月末に党中央委全員会議を招集することにした。
 6カ月に1回開催する中央委全員会議は、1993年12月第6期第21回全員会議を開いて以来20年ぶりとなる。
 全員会議は党の主要政策と人事・路線を決定することになっている。
 94年以降は極度の経済難のため会議自体が開かれていなかった。

  しかし2010年9月の第3回党代表者会以降、党組織が整備された後、有名無実だった政治局会議と中央軍事委員会が最近相次いで開催されたため、全員会議は国家正常化の一環と分析されている。
 また最近形成された緊張を継続しようという意味もある。

  専門家は人事問題と今後の政策路線と関係があるとみている。
 特に、金正恩(キム・ジョンウン)時代の体制固めの一環として、国家樹立65周年と休戦60周年を迎え、対外強硬政策と経済再建を強調する可能性に注目している。

  一方、北朝鮮情報を扱う自由北韓放送は
 「今回の会議で金正恩の叔母の夫の張成沢(チャン・ソンテク)国防委副委員長が退かされる可能性がある」
と報道した。
 張成沢副委員長は先月28日以降、姿を見せていない。

 ◇江原道華川一帯で一時「珍島犬1」発令

  軍は27日未明2時33分ごろ、江原道華川一帯に北朝鮮の局地挑発時に発令する最上級警戒態勢「珍島犬1」を発令したが、北朝鮮軍の侵入痕跡は確認されず、午前9時20分に解除した。
 「珍島犬」は北朝鮮の局地挑発に備えた韓国軍の防御準備態勢。
 平常時は3等級を維持し、
 状況が発生すれば「珍島犬2」、
 全面戦争突入直前段階で「珍島犬1」に格上げ
される。

 ◇最近の北朝鮮の対南威嚇(2013年)
 2月12日=3度目の核実験
 3月5日=国連司令部-北朝鮮軍チャンネル(1回線)遮断
 8日=南北当局間チャンネル(5回線)遮断
 20日=金正恩が無人打撃機訓練を参観
 25日=金正恩、国家級訓練参観(元山)
 26日=「1号戦闘勤務態勢」発令
 27日=南北軍事通信線(3回線)遮断
 3月末=党中央委全員会議(20年ぶり)
 4月1日=最高人民会議開催(予定)



TBSニュース
https://news.google.co.jp/news/rtc?ncl=dEoVt-9iboKMHxMqnafXmtcdOQqEM&topic=w&siidp=0ae3256ea9d189511948f73b4704ccf070f3
北朝鮮が声明「1号戦闘勤務態勢に突入させる」 




ウォールストリートジャーナル     2013年 3月 28日 10:53 JST
http://jp.wsj.com/article/SB10001424127887324500504578387283003058180.html

北朝鮮、韓国との軍事ホットライン遮断−朴大統領に雑言も

【ソウル】北朝鮮は27日、韓国との間に敷かれている軍事ホットライン(通信回線)を遮断すると発表するとともに、韓国の新指導者である朴槿恵大統領に雑言を浴びせた。韓国が朝鮮戦争当時の離散家族再会プログラムを再開したい意向を示したにもかかわらず、北朝鮮が威嚇姿勢を崩していない表れだ。

 この動きはまた、北朝鮮との関係を改善するとの選挙時の公約を実行しようとしている朴大統領に難題を突き付けた形だ。

 北朝鮮は、韓国との間で残っている最後の公式電話回線を遮断するのは韓国と米国が合同軍事演習を実施しているためだと述べた。北朝鮮はこの軍事演習を非難しているほか、韓国が北朝鮮指導部を軽視していると批判し、最近数週間、米韓両国に対する激烈な脅しを繰り返している。数週間前、北朝鮮は韓国との間の2つの直接電話回線を遮断した。一つは在韓米軍司令部に接続されているもので、もう一つは赤十字の人道的な回線だ。

関連記事

    米韓両軍、緊急時対応計画に署名―北朝鮮の挑発に対処

 27日に遮断された軍のホットラインは、韓国の企業が北朝鮮内にある工業団地を訪問する際に、調整のため使われていた回線だ。回線遮断の結果、共同で運営されている開成工業団地が平常通り操業を継続できるか疑問が生じている。

 北朝鮮はこれまでもこうした電話回線を遮断したことがあるが、緊張が沈静化すると復旧した。韓国統一省の当局者は、北朝鮮との間では3つの電話回線が残っているが、これらは民間航空機運航上の情報交換にのみ使用されていると述べた。

 北朝鮮の国営メディアはまた、朴大統領が最近、北朝鮮は核開発ではなく国民の生活向上に専心すべきだと訴えたことを批判している。
 朝鮮中央通信は、南北朝鮮間の問題を扱う北朝鮮機関のスポークスマンの話として、朴発言は「許し難い挑発だ」と伝えた。

 同通信は
 「彼女(朴大統領)が対決の道を進み続けるなら、悲惨な破滅に遭うだろう」
と警告した。

 これより先、韓国政府当局は、北朝鮮の脅しに断固として立ち向かう一方で、南北関係を改善するとの朴大統領の方針を支えるための今年度の新政策計画を公表した。
 計画では、双方の政府、民間レベルでの人道支援を継続するほか、離散家族の再会を含む各種の交流プログラム再開に向け北朝鮮との協議を求めるなどとしている。

 1950−53年の朝鮮戦争に伴い、「北」にいた家族から引き離された韓国人の総数は約8万2000人と韓国政府に登録されている。
 年齢は70代ないしそれ以上がほとんどだ。離散家族の再会イベントが初めて実現した2000年以降、両国は毎年この種の再会イベントを実施していたが、北朝鮮軍による2つの攻撃で韓国人50人が殺されたのを受け、李明博大統領(当時)が10年にイベントを中止していた。

 朴大統領は
 「新政権の外交・北朝鮮政策は、確固たる(国家)安全保障の土台の上に、南北朝鮮間の信頼を構築し復活させることによって、平和と統一の礎の確立を目指す」
と述べた。

 アナリストたちは、韓国による今回の政策提言は朴大統領の宣言した「信頼醸成プロセス」追求の一環として北朝鮮への再関与に向けた大きな一歩だと述べているが、同大統領のアプローチがうまく機能するかは不確かだ。

 韓国国防研究院(KIDA)の白承周氏は
 「一連のミサイル発射や核実験を受けて、北朝鮮は自信過剰になった」
とし、
 「北の軍事力増強と最近の一段と強硬な姿勢は、南北朝鮮間の関係改善に主要な障害になっている」
と述べた。

 韓国政府当局者は、朴大統領に対する北朝鮮の個人攻撃は、南北関係への韓国のアプローチに影響しないだろうと述べた。

 朝鮮半島での最近の緊張エスカレートにもかかわらず、韓国は先週、朴大統領就任以来初めての人道援助の初出荷を承認し、韓国の慈善団体による結核治療薬の輸送が可能になった。

 韓国政府は2012年、世界保健機構(WHO)など国際機関を通じて23億ウォン(約2億円)の人道援助を供与した。 
 このほか、韓国の民間支援機関は昨年、118億ウォン相当の食料品や他の援助物資を北朝鮮に送っている。






【迷走する韓国 】


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**** 迷走する韓国 *****






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