2013年4月2日火曜日

韓国経済の貿易依存度:3年連続で100%超

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朝鮮日報 記事入力 : 2013/04/02 10:03
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2013/04/02/2013040200692.html

韓国経済の貿易依存度 3年連続で100%超

【ソウル聯合ニュース】
 韓国経済の貿易依存度が高水準となっている。
 対外依存度が高ければ、世界経済の減速に大きな打撃を受けかねない。

 金融投資業界と韓国銀行(中央銀行)、産業通商資源部などによると、
 国民総所得(GNI)に対する輸出入の比率
 昨年は「112.7%」に上った。
 2010年が105.2%、2011年が112.9%と、3年連続で100%を上回った。

 対GNIの輸出入比率は2002年の67.1%から拡大が続き、
 2007年が85.9%、
 2008年には110.7%に達した。
 リーマン・ショック発生を受け、韓国経済が輸出に一層依存するようになったため。
 2009年に98.8%に下がったが、2010~2012年は再び100%超を記録している。
 2002年に世界13位だった韓国の貿易量は、昨年は8位に順位を上げた。

 しかし、対GNIの輸出入比率の上昇は内需不振が要因でもある。
 韓国は所得拡大が伴わない状況で、アジア通貨危機、クレジットカード乱発問題、リーマン・ショック、欧州債務危機などのあおりを立て続けに受けた。
 不動産市場も停滞している。
 世界的な景気低迷が長引けば、韓国経済への打撃は避けられない。
 さらに円安も韓国の輸出を脅かしている。

 韓国経済の見通しはさほど明るくない。
 政府は今年の経済成長率見通しを2.3%に引き下げており、少なくとも4~6月期までは1%台が続くとの見方が優勢だ。
 7~9月期以降、景気刺激の効果と前年同期の反動で、成長率が上向くと予想される。
 ただ、規制緩和と税制・金融支援による住宅市場の早期回復策がどれほど効果を生むかは、しばらく見守る必要がありそうだ。

聯合ニュース


=国民総所得(GNI)に対する輸出入の比率=
2002年 67.1%
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2007年 85.9%
2008年 110.7%
2009年 98.8%
2010年 105.2%
2011年 112.9%
2012年 112.72%