2013年4月17日水曜日

北朝鮮問題より富士山の方が心配


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サーチナニュース  2013/04/16(火) 15:19
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0416&f=national_0416_035.shtml

富士山で異常現象、噴火目前? 
日本が危ない

  北朝鮮が強硬姿勢を崩す気配を見せない。
 国際社会では“第2次朝鮮戦争”を危ぶむ声もあり、日本や米国政府は警戒感を高めている。
 さぞかし韓国国内も緊迫ムードが漂っているであろうと思いきや、
 韓国ネットユーザーたちの関心は北朝鮮よりも日本の「富士山」に向いていた

  韓国のインターネット上で、富士山への関心が一気に高まったのは3月末ごろ。
 富士山の周辺で異常現象が急増し、噴火が近いようだとのニュースが流れてからだ。
 韓国メディアが河口湖の水位低下や地割れといった富士山周辺で起きた異常現象を報じると、多くの人が驚き、「怖い」「危ない」といった反応を示した。

  韓国人ブロガーのオドゥリ(ハンドルネーム)さんも、北朝鮮のミサイル問題よりも富士山の噴火を心配した。
 ブログでは
 「日本を代表する富士山は活火山で1700年代以降は活動を休止している。
 だが最近、異常兆候があちこちで確認され、日本が緊張しているそうだ」
と説明すると、富士山の林道で発生したという大規模な地割れの写真を掲載した。

  最近日本で頻発する地震についても紹介し、
 「大地震が起きると活断層の上にある富士山が噴火する可能性があるそうだ」
 「噴火が起きた場合、莫大な火山灰や火山物質で大きな被害が出ることが考えられるため、心配せずにはいられない」
と不安そうに語った。

  オドゥリさんはさらに、
 「復旧で莫大な経済費用がかかるだろう。
 起きてはいけないような惨事が発生するかもしれない」
と噴火後の日本をイメージ。
 「アイスランドの火山爆発は周辺国に大きな影響を与えた」
とし、富士山が噴火した場合は韓国にも大きな影響があると予想した。

  オドゥリさんのブログには、北朝鮮の挑発を心配するエントリーはない。
 別のブロガーも
 「富士山が噴火するまで朝鮮戦争は起きない」
 「北朝鮮より富士山の方が心配」
と述べるなど、北朝鮮の挑発に特段気を留めない人も多い。
 目の前で繰り返される挑発よりも、隣国から伝わってくる自然災害の方が恐ろしいようだ。




NEWSポストセブン     2013年04月17日07時00分
http://news.livedoor.com/article/detail/7599334/

地下水湧出、マグマだまり10km上昇、富士山の噴火近づくか

 日本最高峰が眠りから覚めて大噴火したら、どんな事態が起きるのか。
 海洋地震学者の木村政昭氏が解説する。
 * * *
 2011年の東日本大震災以降、富士山麓で数々の異変が起きている。
 北東麓の山梨県忍野村では過去10年間、震度1以上の有感地震は一度も起きていなかったが、同震災を境に有感地震が頻発するようになった。
 また山頂をはさんだ南東側の静岡県富士宮市では、同年9月、突然、大量の地下水が湧き出した。
 その他にも斜面で噴気が観測されたり、山麓の洞窟の氷柱が短くなる現象などが報告されている。
 それらの現象は何を物語っているのか。
 富士山の火山活動が活発化していると考えるのが自然である。
 マグマの上昇が斜面や山麓に亀裂を生じさせ、地熱上昇をうながしているとみられる。

 有史以来、富士山は噴火を繰り返してきた。
 最後に噴火したのは1707年の宝永噴火である。
 以来、300年以上にわたって地下に巨大なエネルギーをため込んできた。
 いつ噴火してもおかしくない状態だったが、東日本大震災が引き金を引いたといえる。

 そもそも地震と火山の噴火は表裏一体の関係にある。
 どちらも地殻を覆う硬い岩盤であるプレートの移動によって起こる。
 火山の火口の下にはマグマが滞留しているマグマだまりがある。
 プレートが移動してマグマだまりが圧力を受けると、マグマが上昇して地表に溢れ出る。
 これが噴火である。

 マグマだまりの位置は液体を伝わる低周波地震を観測することで分かる。
 以前は低周波地震の震源は地下10数キロメートルから20キロメートルあたりだったが、東日本大震災後は地下数キロメートルのところまで上がってきている。
 いよいよ噴火のカウントダウンが始まったとみていい。

 富士山が噴火すると、どんな事態になるのか。
 8000年から1万年ほど前には山梨県大月市や駿河湾まで達する大規模な溶岩流出があったことが分かっている。

 864年の貞観噴火では北西斜面から溶岩が流出し、青木ヶ原樹海や西湖、精進湖が形成された。
 一方、宝永噴火では溶岩はほとんど流出せず、溶岩の塊や軽石、火山灰などの火砕物が空中に大量に放出された。
 火山灰は約100キロメートル離れた江戸にも達し、10日間降り続いて昼間も薄暗かったという。
 もし今、宝永噴火と同様の噴火が起きたら、首都圏の水道や交通などのインフラはたちまち機能不全に陥り、多くの人々の健康が蝕まれ、農作物などにも甚大な被害が出るだろう。

 どういうタイプの噴火になるにせよ、最悪のケースを想定して対応策を練っておく必要がある。

※SAPIO2013年5月号







【迷走する韓国 】


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